菊美人酒造株式会社

酒蔵紹介

醸造の歴史

菊美人酒造は1735年（江戸中期）に創業し、現在で九代目となる歴史ある酒蔵です。屋号は薩摩屋。

こだわりの酒造り

酒蔵の傍らを流れる矢部川の伏流水を仕込水に使用。 原料米は、酒造好適米の山田錦や、地元筑後地方の夢一献を厳選。 柳川杜氏の技術で丁寧に醸造されています。

仕込みでは、精米から始まり、蒸し米、麹造り、醪の発酵、上槽（じょうそう）、火入れ、貯蔵・熟成、瓶詰め・出荷といった工程を、それぞれの酒の特性に合わせて行っています。 特に、醪（もろみ）をしぼる上槽の工程では、全量、酒袋を使った手積みの槽（ふね）搾り（大吟醸、純米大吟醸は袋吊り）を採用し、手間を惜しまない酒造りを行っています。

　春には「春の純米 霞始メテ靆ク」、夏には「夏の純米 瑠璃色ノ夜二螢舞フ」、秋には「秋の純米 秋のひやおろし」など、四季折々の日本酒を提供しています。

北原白秋との縁

六代蔵元、江﨑喜三郎の妻、加代は柳川の詩人「北原白秋」の実姉にあたります。白秋が「菊美人」を墨書し、三幅の扁額を遺したことが縁で、「菊美人」は白秋の命名と伝えられています。

受賞歴

数々の鑑評会で金賞を受賞しています。